「1つの仕事を続けられない。」
「天職が見つからない。」
「何をやっても中途半端になってしまう。」
このようにお悩みのHSS型HSPの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、胸の奥には
色んなことに興味が出て、1つに絞ることなんてできない。全部やってみたい!
という思いを秘めているのではないでしょうか。
私も、今まで仕事が長続きしたことがありません(^^;
そんな私は、よく
「1度やると決めたことをなんで続けられないの?」
と言われてきました。
同じように社会の中では、やることを1つに絞ってその専門家(スペシャリスト)になることを強制されます。
有名な言葉にも
など、多くのことに手を出さず、1つのことを極めるべきと示されています。
こんな社会の中で、あらゆることに興味を持ち、いろんなことをしたいという考えは受け入れられません。
ここまで記事を読んでくださっている方は、
「1つのことを続けられない自分はどこかおかしいんじゃないか」
という不安と孤独で生きる目的が見つけられないと感じるかもしれません。
この記事は、
「マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法」
の本を元にお話ししていきます。
この本は、私のバイブス本の1つと言っても過言ではないです
など、多くの注目を集めているエミリー・ワプニックさんが著者です。
私も含めた仕事が続かないHSS型HSPの本領が発揮される時代がやってきましたよ~!では、さっそく本題にはいっていきます。
\ お金の心配で仕事を辞められず悩んでる方へ /
マルチ・ポテンシャライトとは?
本書では、マルチ・ポテンシャライトを
さまざまなことに興味を持ち多くのことをクリエイティブに探究する人
引用:マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法
と定義しています。
HSS型HSPの方は、このマルチ・ポテンシャライトである可能性が高いです。
そして、過去・現在において新たな改革を起こしているのが、マルチ・ポテンシャライトです。
有名人でマルチ・ポテンシャライトなのは、
・スティーブジョブズ
・レオナルド・ダ・ヴィンチ
・片岡鶴太郎さん
・山崎静代さん(しずちゃん)
・又吉直樹さん
などが挙げられます。(他にも多くの方が該当します。)
皆さん、あらゆる分野に興味を示して挑戦されています。
私の場合、現段階でなりたいものは
Webデザイナー、イラストレーター、ライター、ヨガインストラクター、スポーツ選手、心理カウンセラー、起業家
です。
もし、周りの人に
「自分にぴったりな1つの仕事を見つけろ。」
と強制されても、正直選べないです。
だって、全部に興味があって、全部になりたいから。
そんな私と同じHSS型HSPのマルチ・ポテンシャライトの方!朗報です! なりたいものは、1つに絞らなくてもいい。 なりたいものすべてになっていいんです!
仕事において専門家になる必要はない
冒頭でも話しましたが、社会では、1つのことを専門的に学び続けて、専門家になることが求められます。
社会には、もちろん専門家も必要ですが、必ずしも専門家になる必要はありません。
例えば、個人でビジネスを始めようとするとき、皆さんは誰に相談したいですか?
このように、専門家とマルチ・ポテンシャライトにはどちらにも価値があるのです。
そして、本書では
マルチ・ポテンシャライトはいくつかの分野を融合させ、それが交わる場所で活動している。おかげで私たちは、分野と分野の関連性について、深い知識を得ることができる。それが、私たちの専門分野なのだ。
引用:マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法
と主張しています。
私たちは、1つの分野を学び続けて、1つの専門分野を持つことは難しいです。
しかし、あらゆることに手をつけて学ぶことによって、
「建築×心理学」
「スポーツ×アート」
「ヨガ×占い師」
のようにある分野とある分野を掛け算した新たな分野である意味、専門家になれるのです。(全部面白そう…!)
これは、マルチ・ポテンシャライトならではの才能と言えるでしょう。
皆さんも、今までやってきたことや興味があることで掛け算すると面白そうな新たな分野ができあがりませんか?
マルチ・ポテンシャライト(HSS型HSP)の5つの強み
今まで何をやっても中途半端で、天職が見つからないと悩むのも今日で終わりです。
マルチ・ポテンシャライト(HSS型HSP)の方には5つの強みがあります。
✔ アイデアを結合できる
マルチ・ポテンシャライトは、アイデアを考えだすために活用できる視点をたくさん持っています。
そのため、普通の人とは違った視点からのアイデアを統合することでオリジナリティのあふれるものを生み出せます。
✔ 学習速度が速い
魅力を感じるものは、憑かれたようように没頭して取り組むため、短期間に多くのことを吸収できます。
また、学ぶことに興味がないマルチ・ポテンシャライトはあまりいません。
私も、今はブログ運営・HSPに関すること・デザインに興味があるのですが、生活のほとんどの時間をその勉強時間にあててます。
✔ 適応能力が高い
マルチ・ポテンシャライトは、多彩なスキルを持っています。
それは、雇い主やクライアント、お客さんのニーズに合わせて活かすことができます。
不安定で急速に発展する今の時代において、適応能力の高さは必需品です。
✔ 大局的な視野を持っている
マルチ・ポテンシャライトは、視野が広い分、1つの分野を深く追求してる専門家が見逃す問題に気付けます。
そのため、職場には欠かせない存在です。
この能力を活かすためには、社員のアイデアや意見にも耳を傾けてくれる会社で働くのがぴったりです。
✔ さまざまな分野をつなぐ通訳になれる
マルチ・ポテンシャライトは、多彩な経験から、あらゆる分野の言語を理解できます。
そして、つながり合うのをサポートすることが好きです。
そのため、違う分野の人たちの間に入って通訳をし、みんながつながるように橋渡し役をすることができるのです。
マルチ・ポテンシャライト(HSS型HSP)の不安への対処法
5つの強みを紹介しましたが、多くのマルチ・ポテンシャライトの方は1つに絞らなければいけないというプレッシャーの中生きてきたのではないでしょうか。
私も、学生時代に専攻を選ぶ際は、スポーツ学・デザイン学・心理学・経営学などなにもかも学びたいのに、1つに絞らないといけないことに辛さを感じていました。
このプレッシャーは、私たちの文化のいたるところに存在しています。
そして、私たちはその文化の教えをある程度身に着けてしまっています。
そんな社会に生きているマルチ・ポテンシャライトの方には主に4つの不安を抱いています。
この不安への対処法を紹介していきます。
✔ アイデンティティへの不安
「興味がある!」と思い熱心に取り組んでいたことに対して、熱が冷めてしまったとき、
「自分には他に何が残っているんだろう?」
「今まで熱中していたことを、辞めてしまう自分ってなんなんだろう。」
と後ろめたさや不安を抱いたことはありませんか。
私の場合は、学生時代、部活人間で今までずっと陸上に全てを捧げてきました。
しかし、陸上への熱が冷めて、辞めることを決断したときは、
「陸上以外に自分の取り柄がない。」
「これからの私の活躍を期待してくれた人に申し訳ない。」
という思いがありました。
ただ、辞めたからこそ、時間に余裕ができ、あらゆることに挑戦することができました。
陸上をやり続けていただけでは、出会えない人たちにたくさん出会えました。
このように、今までやってきたものを手放すことで、新たな出会いやチャンスがやってきます。
新たな道の先で出会う人やスキルを持つことで、人生はさらに面白くなります。
また、仕事はあなたそのものではありません。
肩書がなんであろうと、あなたはあなたで、仕事は1つの表現手段に過ぎないのです。
そしてなにより、あなたはマルチ・ポテンシャライトです。 方向転換するのは至って当然のことと思って、この不安を対処しましょう。
✔ 何度も初心者を経験する不安
さまざまなものになりたいと思い、挑戦するがゆえに、初心者の段階を何度も経験します。
上記で紹介した通り、マルチ・ポテンシャライトは学ぶことが好きで、学習速度が速いです。
しかし、やはり初期段階には、無気力感や居心地の悪さを感じてしまいます。
「自分に向いているのだろうか。」
「今やっていることは合っているのだろうか。」
と不安を感じています。
この不安に対処するには、最初はうまくできなくて当たり前だと考えましょう。
下手くそなことは、うまくなるための初めの一歩です。
諦めずに、少しずつ進めていくとうまくなっていきます。
また、ほんの小さな成功を記録していきましょう。
前進していることがわかると、やる気がでてきます。
なにより、少しでも前進している自分を優しく褒めてあげましょう。
私も、小さな成功を記録することで、今まで
今日はなにもできなかったな。
と思っていた日でも、
自分は少し前進していたんだ!えらい!
と思えるようになり、さらに頑張れるようになりました。
✔ 一流になれないことへの不安
マルチ・ポテンシャライトが一番抱く不安です。
あらゆることを挑戦している間に、専門家は1つのことを探求しています。
専門家には勝てないし、一流になれないから自分はだめだ。
と思ってしまうのです。
私も、Webデザイナーになりたいですが、専門学校に行ったこともなければ、それを専業にしているわけでもありません。
なので、デザイナーの一流にはなれないと思っていました。
この不安に対処するには、一流になるのは無理だと受け入れましょう。
一流になることは難しく、人と比べてしまうことになります。
仕事で大事なのは、一流になることではなく、現場で役に立ち相手に満足してもらうことです。
そして、1つの分野の一流ではないけれど、多彩なスキルを持っている自分の価値をうまく相手に伝えられるようになると、一流よりも求められる存在になれます
✔ 詐欺師症候群
詐欺師症候群とは、
私は詐欺師だ。
と心の奥で思い込んでしまうことです。
これは、大きなチャンスが目の前に現れるときほど、悪化してしまいます。
私も、会社でマネージャーを任せてもらって、実際にマネジメントをしているときは、
自分は、ほんとは何もできないのに教えてていいんだろうか。
と心の奥では思っていました。
この不安に対処するには、仕事そのものに改めて集中しましょう。
詐欺師症候群になる人は、他人にどう言われるか、思われているかに気を取られています。
そうではなく、仕事だけに集中して、自分はしっかりとできていると自分自身に示すようにしましょう。
そして、相手をだまそうとしていない時点で、あなたは詐欺師ではありません。
他人の意見への対処法
マルチ・ポテンシャライトの内なる不安と対処法を紹介しましたが、他人からの意見も時として、行動の妨げになってしまいます。
そこで、6つの対処法を紹介します。
6つの対処法はいずれも、ありのままの自分でいるための対処法です。
マルチ・ポテンシャライトであることは、いけないことでも治すべきことでもありません。
むしろ、これからの時代新しいアイデアを生み出すマルチ・ポテンシャライトは必要な存在です。
他人の意見にごまかされることなく、ありのままの自分を大切に表現するようにしましょう。[
まとめ:HSS型HSPの仕事の可能性は無限大
ここまでの内容をまとめます。
今まで仕事が続かないと悩んできたHSS型HSPの方は、マルチ・ポテンシャライトです。
世の中には専門家だけではなく、マルチ・ポテンシャライトの存在も必要です。
なので、マルチ・ポテンシャライトであることを抑え込む必要はありません。
なりたいものすべてになりましょう!
HSPの方のおしごと事情の記事も書いているので、ぜひ読んでみてください。